試合戦術解説

プレミアリーグ第26節チェルシー対マンチェスターユナイテッド

プレミアリーグ第26節チェルシー対マンチェスターユナイテッドは、スコアレスドローの一戦をマッチレビュー、解説

BIG6対決となった一戦はスコアレスドローで終わったが、両チームともとても速いテンポでプレッシング、パスワークを行い90分を通して緊張感漂う見ごたえのある試合となった一戦。

Chelsea v Manchester United - Premier League : ニュース写真
引用元 Embed from Getty Images

この結果によりマンチェスターユナイテッドは、順位は変わらず2位。しかし首位マンチェスターシティとの勝ち点差が12に開き苦しい状況が続くがリーグ戦は6試合負けなし。

対するチェルシーは、トゥヘル監督就任以降負けなしではあるが4位ウェストハムに追いつけず、CL圏外の5位となった。

スタッツ

チェルシー0-0マンチェスターU
18シュート11
枠内シュート
58%支配率42%
608パス445
89%パス成功率82%
11ファウル12
イエローカード
コーナーキック
オフサイド

フォーメーション

ホームチェルシーは、アトレティコ戦から3人変更しカンテ、ツィエク、チルウェルが入った。アウェーマンチェスターユナイテッドは、レアルソシエダ戦から5人変更しデヘア、マグワイア、ショー、マクトミネイ、ラッシュフォードが先発復帰。

トゥヘルのいやらしいプレス

チェルシーは、前半から主導権を握りボールを保持する展開が多かったが、ボールをマンチェスターユナイテッドが持っている時には、明確なプレスのかけ方で攻撃を抑えた。

マンチェスターユナイテッドとしては、カウンターも脅威だが左サイドの縦関係とブルーノフェルナンデスが絡むことにより多くのチャンスを生み出していき得点を奪っていた。このストロングポイントを消すためトゥヘルが行ったプレスの方法は単純であり左サイドの選手にボールを渡さない守備を展開。

左サイドには、安定感抜群で攻守において重要な役目を果たすルーク・ショーエースマーカス・ラッシュフォードがいるが、反対の右サイドは、守備対人の強さは、トップクラスだがビルドアップ、推進力には欠けるワンビサカ。プレスやスプリント力など献身性が魅力のジェイムズ。これをみれば一目瞭然だと思うがより得点に結びつきにくい右サイドからの攻撃の展開を意図的に展開させる守備をとったチェルシー。

文章の内容を分かりやすくするため
チェルシーのプレス戦術を画像を使って解説。

これが見事にはまり容易にボールを回収できることに成功。

対するマンチェスターユナイテッドも時折グリーンウッドやマクトミネイが右サイドに寄り選択肢を増やすことに成功するまたマグワイアがボールを運んだりすることでジルーのプレスを回避するなどして対策していたが、中盤の底にいるカンテに回収されたりと激しい攻防が見られた。

マンチェスターユナイテッド堅い守備

チェルシーにボールを握られる展開は予想通りだがやはり、今のチェルシーのストロング中盤のマウント、ツィエクをどう抑えるかがカギになってくるがフレッジ、マクトミネイを中心に固めサイドチェンジでチルウェルやオドイにわたるも、素早いスライドでSBのショーやワンビサカが間合いを詰め自由を与えない集中した守備を披露し集中したプレーを見せてくれた。

対するチェルシーも対応するために3人目の動きを取り入れる。

これにより前線の選手が前向きにボールを受けられまたマークをずらすことに成功するため攻撃に厚みをもたらすことに成功した。

物議を呼んだVAR

Chelsea v Manchester United - Premier League : ニュース写真
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前半15分ラッシュフォードのフリーキックのこぼれ球をグリーンウッドとハドソン・オドイの競り合いから、ハンドの疑いがあったがVARで確認するがハンドなしの結果に終わった。この写真を見る限りは不自然な手のあげ方と明らかに手に触れているのが見えるため、PKではないかという印象も見受けられる。

選手や監督の達の間でも不満が出ている。

スールシャール監督は、「PKを獲得できていたかもしれない。審判が我々にPKを与えなかった理由を深く考えるまでもない。きっと、ハンドを犯した選手の手の位置が自然なポジションにあったと考えたのだろう。もう過ぎたことだ。PKが与えられるべきだった場面なのは間違いないし、ここ数ヶ月間に我々にPKを与え過ぎという議論が起こってからPKを得られないことが気がかりだ。他チームの監督の影響を審判も受ける場合がある。これは、あってはならないことだ。」とコメントを残した。

DAZN

ショーはその瞬間、ハンドだとは思った。でも、メイソンに当たったのか、カラムに当たったのかはわからなかったから、そのまま続けた。だが、チェックが入るものであるとは思っていなかった」とコメント。続けて、PKが与えられないのなら試合を止めてまで確認をする必要があるのかと疑問を呈した。

「PKにならないのなら、なぜ彼らが試合を止めたのかがわからない。そして、主審がH(マグワイア)に『私がこれをPKだと言えば、後で多くの議論を呼ぶことになってしまう』と言っていたのを聞いた。何が起きているのかは全くわからなかった。HはあれがPKだと言っていた。VARからもPKだと言われたと言っていた。何が起こっていたのかはわからない」

「そして彼が(試合を)止めた理由もわからない。もし、止めるなら、PKになるべきだ。なぜなら、僕たちがボールを持っていて、攻撃をしていたからね。こういったVARについては本当に困惑している。PKでないのなら、流して試合を続けるべきだ。これ以上何かを言うつもりはない。どちらのチームも勝利に値するとは思っていないしね」

トゥヘル監督は「私の考えではペナルティではなかった。驚いたし、今でも驚いている。直接見えたわけでもないし、持っている写真で確認しても、ペナルティに値するような出来事は見当たらなかった。なぜペナルティになるのか、わからなかった。」

引用元 サッカーキング マンチェスターユナイテッド公式 チェルシー公式

結果的にはスコアレスドローで終わったが、もしPKが取られていればもっと面白い展開になっていただろうとは思うがやはり、VARは厄介なシステムだと感じる。

次節はチェルシーはアウェーでリヴァプール。マンチェスターユナイテッドもアウェーでクリスタルパレスと対戦する。

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