ブラジルの若きダイナモ、代表、リーグ戦共に頭角を現し次なるスター候補の1人ドウグラス・ルイスとは、何者か?
東京オリンピックU24ブラジル代表にも名を連ね、中盤の潰し屋。
A代表、クラブでも活躍し
オリンピックでも輝きを放つであろう注目選手
「ドウグラス・ルイス」
彼を紹介したいと思う。
プロフィール
名前 | ドウグラス・ルイス・ソアレス・デ・パウロ |
国籍 | ブラジル |
生年月日 | 1998年5月9日 |
年齢 | 23歳 |
身長 | 175cm |
体重 | 66キロ |
ポジション | MF |
利き足 | 右 |
背番号 | 6 |
クラブ
シーズン | チーム | 試合数 | ゴール | アシスト |
20-21 | アストン・ヴィラ | 34 | 0 | 3 |
19-20 | アストン・ヴィラ | 42 | 3 | 2 |
18-19 | ジローナ | 29 | 0 | 0 |
17-18 | ジローナ | 17 | 0 | 0 |
16-17 | ヴァスコ・ダ・ガマ | 25 | 3 | 0 |
代表
代表 | 試合数 | ゴール |
ブラジル代表 | 8 | 0 |
U23ブラジル代表 | 6 | 2 |
U20ブラジル代表 | 7 | 0 |
ドウグラス・ルイスとは
ブラジル、リオデジャネイロのノヴァホランダ(レシフェ)出身、ドウグラス・ルイス(別名ダグラス・ルイス、ドウグラス・ルイス・ソアレス・デ・パウロ)。
貧しい家庭に生まれたドウグラスルイスだが、少年時代はサッカーに打ち込む。
14歳になり、イタグァイで行われたテストに参加し、合格後ブラジルの古豪「CRヴァスコ・ダ・ガマ」に入団。 (ヴァスコ・ダ・ガマ は、ロマーリオやJリーグでも活躍したビスマルクなど数多くのブラジル名選手を輩出している。)
入団後、数多くの競争相手がしのぎを削るがドウグラスルイスは、恐れることなく地位を確立した。
18歳でトップチーム昇格後、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエBに所属していた ヴァスコ・ダ・ガマを カンピオナート・ブラジレイロ・セリエAに昇格させ、シーズンを通して26試合に出場し活躍した ドウグラスルイスは、バスコの宝石と扱われ2019年までの契約を結んだ。
また、リオデジャネイロ州サッカー連盟主催のカンピオナート・カリオカ(日本では、リオデジャネイロ州サッカー選手権)では、ボタフォゴ、フラメンゴ、フルミネンセなど16チームで行われた大会で、チームMVPに選ばれその名をヨーロッパに知らしめた。
そしてヨーロッパの道に19歳ながら進んだドウグラスルイス。
そのチームは、イングランドのチャンピオンマンチェスター・シティ。
移籍金は、公式には発表されてないが推定1070万ポンド(15億円)の5年契約を結んだ。
マンチェスター・シティはこの年ベルナルド・シウヴァ、エデルソン・モライス、カイル・ウォーカーなど数多くのトッププレイヤーを獲得している。
しかしながら、プレミアリーグでの労働許可証が発行されなかったためレンタルに出される。
このことについてグアルディオラ監督は、「ダグラスは、とても悲しくて失望している。彼はプレーできたはずだ。多くの良いことを見せてくれた」とコメント。
そのクラブは、昇格組スペイン1部ジローナ。
最初のシーズンでは、チームの適応や怪我に苦しみ僅か17試合の出場にとどまったが
ジローナ2年目では、29試合に出場し活躍したがチームは、2部に降格してしまう
その年、トゥーロン国際大会では、U22ブラジル代表として決勝で日本と戦いPK戦で優勝を果たした。
そして、2年間のスペインでの活躍を経て、プレミアリーグ昇格を果たしたアストン・ヴィラに完全移籍で加入。およそ1500万ポンド(20億円)で獲得。
昇格組アストン・ヴィラの19シーズンは、大型補強を遂行し移籍金約162億円を使いドウグラスルイスをはじめ約10人もの補強を行った。その中にはエル・ガジ、ミングス、エズリ・コンサ、マット・ターゲットなどそうそうたるメンバーを獲得した。
19-20シーズン、42試合に出場し3ゴール、2アシストと最高峰のリーグでも戦えることを示した。チームも奇跡の残留を果たした。
リーグカップでは、惜しくも準優勝に終わってしまったが昇格組ながら大健闘したシーズンとなった。
個人としては、アストン・ヴィラのシーズンゴール賞を獲得し主力として活躍。
またシーズン中の活躍が認められ、2019年韓国戦との親善試合でブラジル代表デビューを果たした。
20-21シーズンは、アストン・ヴィラの快進撃が始まり開幕から4連勝と幸先良いスタートを切り、また20-21シーズンの1番の衝撃と言っていいほどの一戦、前年の覇者を7-2で退けるなどチームとして世界を驚かせた。
ドウグラスルイスも34試合に出場し躍進を支えた。
結果として11位に終わったが、21-22シーズンが楽しみではある。
移籍についても、アストン・ヴィラとマンチェスター・シティとの間での買取オプションが付帯しており、ジョゼップ・グアルディオラ監督がルイスの買い戻しに大きな興味を持っており、2500万ポンド(約35億円)の買い戻し条項をクラブ側が行使することを検討している模様と報道され
またローマも関心を示しているため、移籍も気になるところ。
プレースタイル
ドウグラスルイスの特徴は、豊富な運動量を活かしたプレースタイル。
ボール奪取能力
ドウグラスルイスは、豊富な運動量を活かしボール奪取能力に優れている。
身長は175cmとそこまで大きくないものの、インターセプトが多く中盤の底として機器察知能力が高くポジショニングが良いところがたびたび見られる。
特性として、ガツガツしたプレーや対人のタックルなどは好まず、相手の間に身体を入れ込み綺麗にボールを奪うなど身体の使い方や柔軟性に優れていると感じる。
そのせいかファウル数は、中盤の選手では、少ない傾向がある。
足下、パス技術
中盤の底でプレーするタイプだが,ブラジル人らしい足下の技術やパスの精度も特徴的。
ボールを運ぶ時やトラップ時など柔らかいボールタッチからのパスやドリブル。
中盤でプレーしてる時の落ち着きとプレッシャーをかけられても冷静に対処できる足下の技術は、世界トップレベルだと感じる。
パス技術も、後方からのビルドアップに優れ、的確なサイドチェンジや前線へのロングフィードなど多彩なキックも持ち味。
しかしながらボールを持っている時間が長くファウルを受けることが多いい。
課題
ドウグラスルイスの1番の課題は、攻撃面での貢献。
中盤のボランチの位置でプレーしているため得点能力には、期待できないがそれでもアシストが伸びず20-21シーズンは、0ゴール0アシスト。
19-20シーズンは、ミドルシュートでの得点や後方からのロングフィードやクロスなどでアシストを決めてはいたものの20-21シーズンは、観られなかった。
アストン・ヴィラの20-21シーズンは、55ゴールと全体で10番目だったことを考えれば数字を残すことは可能ではないかと感じるため
攻撃面での成長が見られれば、ビッククラブでの活躍も現実的になると感じる。
また、中盤でのプレーに関しては、集中力を切らしてしまい判断ミスや失点に繋がるプレーが見られる傾向がありそこも懸念材料の1つではある。
DAZN
ドウグラス・ルイスが所属しているアストン・ヴィラを視聴するにはDAZN。
プレミアリーグ、FA杯、コミュニティシールドを視聴できます。
他にも下記のものも見られるので興味ある方はぜひ登録して、アストン・ヴィラの活躍をご覧ください。
ラ・リーガ1部、コパデルレイ
セリエA、コッパ・イタリア
ドイツ DFBボカール
フランス リーグアン
ベルギーリーグ
ギリシャリーグ
スュペル・リグ
エールディビジを配信。
FA杯、コパデルレイ、セリエA、コッパ・イタリア DFBボカールリーグアン ベルギーリーグ ギリシャリーグ スュペル・リグ 一部試合のみ
エールディビジは、ハイライトのみ
J1~3全試合ライブ中継。
引用元 sportsbull
総括
19歳ながらマンチェスター・シティと契約を結び、将来有望のブラジル人として注目されたが、労働許可が下りず不本意ながらスペインに移籍し、21歳でプレミアリーグに復帰しアストン・ヴィラ移籍。
代表でもアストン・ヴィラでの活躍が認められA代表デビューを果たしている今注目のMFドウグラス・ルイス。
中盤のアンカー、ボランチとしてはプレミアリーグ随一の選手でありビッククラブの注目する選手。
ブラジル代表としては、NEXTカゼミーロやファビーニョの代わりを務められるくらいの逸材だと感じるプレイヤー。
まだ23歳と伸びしろが計り知れず今後の成長と活躍に期待して観ていきたいと思う。