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【ファン・ペルシーを彷彿とさせる】フィオレンティーナ ドゥシャン・ヴラホヴィッチ

フィオレンティーナ セルビア ドゥシャン・ヴラホヴィッチ

ハーランドやムバッペに続くヨーロッパ最強ストライカーの一人、ファンペルシーやイブラヒモヴィッチを彷彿とさせる長身FW、ドゥシャン・ヴラホヴィッチとは何者か

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15歳でプロ契約を結び、16歳でセルビアの強豪パルチザンで最年少デビュー

代表でも各カテゴリーに召集され

現在では珍しい長身レフティーストライカー

20-21シーズンにセリエAで21ゴールと覚醒

数多くのビッククラブが獲得に動いている

次世代の点取り屋

「ドゥシャン・ヴラホヴィッチ」

彼を紹介していきたいと思う。

プロフィール

名前ドゥシャン・ヴラホヴィッチ
国籍セルビア
生年月日2000年1月28日
年齢21歳
身長190cm
体重75kg
ポジションFW
背番号
利き足左足
引用元:transfermakt

クラブ

シーズンクラブ試合数ゴールアシスト
21-22フィオレンティーナ///
20-2140212
19-203482
18-1910//
17-18///
16-17パルチザン9//
15-161831
引用元:transfermakt

代表

年代試合数ゴールアシスト
セルビア1262
U213//
U191161
U18///
U16///
引用元:transfermakt

ヴラホヴィッチとは

2000年1月28日、セルビアの首都・ベオグラードに生まれた。

Belgrade | European
引用元 eas

幼少期に地元のサッカークラブ「アルティナゼムン」に所属。この時から才能が抜きんでており、上のカテゴリーでプレーしていた。

その後、セルビアの古豪OFKベオグラード、レッドスターユースを渡り歩き、14歳でライバルチーム「パルチザンユース」に加入。

15歳でプロ契約を結び、パルチザン史上最年少の16歳24日でデビューを果たした。

その後のインタビューで「私はベオグラードのイブラヒモヴィッチです。今後最強のクラブでプレーします。」とコメントを残し15歳の少年に周りは驚いた。

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ヴラホヴィッチはパルチザンにおいての最年少ゴールやヨーロッパで最も激しいダービーの一つ、エターナルダービー(パルチザン対レッドスター)に最年少で出場するなどの記録を残した。(以前の最年少は現レアルマドリードのルカ・ヨビッチ)

1年目は、18試合3ゴール1アシストを記録し、チームのカップ戦優勝に貢献した。

最年少デビューを果たした16歳長身ストライカーにヨーロッパのクラブが注目する中、ユベントスやアンデルレヒトなどが関心を示したが、特にアーセナルが200万ポンド(3億円)で獲得に乗り出してはいたが移籍成立には至らなかった。

2017年NxGn:世界で最も優れた19歳未満の才能50人に選ばれた。(日本では久保建英が選出)

2年目、パルチザンでの初の国際舞台ヨーロッパリーグの予選2回戦に出場しリーグ戦に9試合出場したが後半戦はすべて欠場。

理由としては移籍交渉をしており、2017年夏にフィオレンティーナと5年間の予備契約を結び、2018年の18歳の誕生日に正式に契約を結ぶことが発表された。

移籍金は195万ユーロ(2.5億円)で背番号28番。

結果的にセリエAの手続き上、2018年7月まではプレーができなかった。

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17-18シーズンは、フィオレンティーナのプリマベーラでプレーした。

18-19シーズン、セリエAデビューを果たしたヴラホヴィッチだが10試合出場に終わり0ゴール0アシストで終わった。

19‐20シーズンようやく活躍の片鱗を見せ、34試合8ゴール2アシストを記録。コンスタントに試合出場を重ねた20歳にセリエAの強豪ユベントスやミラン、シャルケなどが関心を示してはいたが

ヴラホヴィッチは、フィオレンティーナに残留を希望して、契約更新を第一に考えているとコメント。

20-21シーズンセリエA3年目で覚醒。公式戦40試合21ゴール3アシストを記録。得点ランキング4位と結果を残した。

その活躍もあり、2020年10月には、UEFAネーションズリーグでA代表デビューを飾った。

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またセリエAのU23以下のベストヤングプレイヤー賞(MVP)を獲得。

この活躍を受けてヨーロッパのビッククラブが獲得に動き、アトレティコ・マドリード、リヴァプール、アーセナル、トッテナムなどが噂に上がり、フィオレンティーナは、6000万ユーロ(78億円)でなら話に応じると答えたが正式な獲得オファーには至らず残留。

21-22シーズンは、フィオレンティーナでプレーすることが決まったが、ヴラホヴィッチ引き留めのため23年まである契約の延長オファーを出したが決裂。

フィオレンティーナ会長ロッコ・コミッソは「知っての通り、フィオレンティーナはとても大きなオファーを選手に提示した。我々のオファーは彼をクラブ史上最高給取りの選手にするものだった。ドゥシャンの要求に応えるために何度も金額を修正した。しかし、我々の努力はむなしく、いずれのオファーも受け入れられなかった」とコメント。

セリエAの注目株が契約延長を拒否したことで、今後数多くのクラブが獲得に乗り出すことは間違いないが、どのクラブをステップアップとして選ぶのか注目される。

評価

セルビア監督ストイコビッチ「ブラホヴィッチは21歳ながら、30歳のようなふるまいを見せるよ。彼は非常に前向きで驚異的なキャリアを築くと思う。」

フィオレンティーナ監督ジュゼッペ・イアキーニ「ドゥシャンには、ビッグクラブにふさわしい素質や技術、パーソナリティ、力がある。移籍先がユヴェントスになるのか、レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッドになるのか、私が言うことではない。しかし(アーリング)ハーランドに次ぐ、2000年生まれの最強FWはドゥシャンだ。

元イタリア代表DF、ジュゼッペ・ベルゴミ「強靱なフィジカルやテクニックを生かし、ゴールを量産できるタイプのアタッカー。空中戦に強く、闘争心も素晴らしい。そして何より強烈な左足を持っている

オドリオソラヴラホヴィッチを見たときは驚いたよ。優れたテクニック持っており、ターゲットマンにもなれる。またチームの為にプレーする。彼は、怪物だよ」

セリエA中継の実況を務める北川義隆「もう無双状態ですよ。バティストゥータの勢い。98-99シーズン(元ブラジル代表の)エジムンドとコンビを組んでいた時のバティストゥータに近い活躍でした。それこそ銅像が立つくらいの勢い

ヴラホヴィッチ「ボルシア・ドルトムントのスター、アーリング・ブラウト・ハーランドについて、彼は私より速いがそれ以外の部分では競争できる」と自身の評価についてコメントを残した。

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プレースタイル

ブラホヴィッチの特徴は、190cmの高さを生かしたパワフルで素早いプレーや足元のスキルも魅力ではあるが、一番は得点能力

得点力

ブラホヴィッチの一番の特徴である破壊力抜群の左足でゴールを量産。

20-21シーズンに公式戦21ゴールを記録し、セリエAの得点ランキング4位と世界トップレベルのストライカーとしての階段を上りつつある選手。

20-21シーズンの主なゴールの内訳

  1. オープンプレー 11ゴール
  2. コーナキック 3ゴール
  3. セットプレー 1ゴール
  4. ペナルティーキック 6ゴール
ブラホヴィッチ
ゴールシーン
20-21シーズン ゴール

ゴールシーンを見てわかるように、ボックス内でのシュートが大半を占めており、そのほとんどが左足でのゴール。

このようにブラホヴィッチの特徴としては左足でのシュートが一番のストロングポイント。それと同時にストライカーとして、ボックス内での勝負やポジショニングに長けている。

課題

ブラホヴィッチの課題としては、継続性と空中戦、ライバル。

継続性

20-21シーズン初めて2桁得点を達成して、ストライカーとしての地位をあげ、多くのビッククラブが獲得に乗り出したが、果たしてその実力は本物なのか疑問的である。

ブラホヴィッチは、フィオレンティーナで13位の成績を残しチームを牽引したが、国際舞台やヨーロッパトップレベルのチーム相手にどれくらい通用するのか?

プレミアリーグやラ・リーガのクラブから多くの関心を示されている中、ストライカーとして活躍できるのか懐疑的ではある。

空中戦

セリエAでの空中戦でのデュエル回数が182回と全体で2位の成績を残してはいたが、空中戦の成功率に関しては、41.8%とやや見劣りする

またゴールシーンでもヘディングシュートが1ゴールしかないところについて、左足でのシュートが対策されてしまった時のバリュエーションの少なさにも不安を感じる。

ライバルたちとの比較

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一番の比較になってしまうのが、ドルトムントのハーランドでしょう。

左利きのFW、同年代さらに身長も190cm台と共通点も多く、この先ブラホヴィッチが世界のトップストライカーになるための大きな壁となり、長年のライバルになることは間違いないであろう。

しかし、同年代でもユベントスで活躍しているモイーズ・キーンや、イブラヒモヴィッチの後継者レアルソシエダのイサクなど多くの同世代がいる中、どのような活躍を見せていくのか楽しみではある。

2020-21年の22歳未満の上位5ユーロリーグのほとんどのゴール
2021年4月23日までの成績比較

総括

セルビアの至宝ブラホヴィッチ

15歳でプロ契約した怪物が世界を代表するストライカーになる日もそう遠くないと感じる

セリエAで実績を積んだ若きストライカーは

次のステップアップとしてどのクラブを選ぶのか?

次世代のストライカーに注目して観ていただきたい

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