試合戦術解説

プレミアリーグ第8節エバートン対マンチェスターユナイテッド

イングランドプレミアリーグ第8節エバートン対マンチェスターユナイテッドの試合が行われ1-3でマンチェスターユナイテッドの勝利でエバートンは三連敗、ユナイテッドはアーセナル、バシャクシェヒルと連敗中だったがここで止めた。

解説

ホームエバートンのフォーメーションは4-3-3対するユナイテッドは4-2-3-1でスタート。序盤はユナイテッドがボールを保持してエバートンが受ける、またエバートンは深追いせずにミドルサードに入ったときにプレスをかける展開、対するユナイテッドもDFラインにはコースを切るだけであまり深追いせずに様子を見る展開。

ユナイテッドとしては引いた相手には滅法弱いのでエバートンはまずは失点を防いでカウンターを狙う。ユナイテッドはマタやブルーノフェルナンデスを中心にボールを回しマルシャル、ラッシュフォードに供給してチャンスをうかがう。

前半6分ファーストシュートはエバートン、ハメスの逆サイドの展開からディニュにわたり縦パス、受け取ったベルナルジ中にカットインしてクロスをおくり中で待っていたキャルバート・ルーウィンがヘッドですらしてシュート、惜しくもバーの上に外れたが可能性を感じさせる。また絶好調のキャルバート・ルーウィンの動き出しも素晴らしくマグワイアの前でヘッドをして調子の良さもうかがえる。

対するユナイテッドは16分コーナキックのこぼれ球をフレッジが競ったボールがマルシャルにわたり左足でシュートはわずかに外れる。

19分にエバートンが先制点をあげる。ピックフォードのパントキックから前線のキャルバート・ルーウィンにヘディングで競り合いベルナルジにボールがわたる。ワンビサカの股を抜きシュート、デヘアが届かずゴール。リィシャルリソンの代わりに出場のベルナルジが結果を出した。

ユナイテッドとしては何としてでも失点を防ぎたかったがロングボール一本で起点をつからせてしまい、リンデロフが競り合いに負け、ワンビサカも狙われるように股を抜かれるなど、ここでも守備陣の甘さが出てしまった。ゴールを決められた後のリンデロフの頭の抱えた様子やフレッジの怒り方からするとやはり失点は避けたかったシーンであり簡単にやられてしまった印象。

ですが今回のユナイテッドは違いました。25分ショーのクロスをブルーノフェルナンデスがヘッドで同点。珍しくクロスからのヘディングでゴールをあげた。エバートンとしてはデフェンンスが揃っていたいた状況にもかかわらずマークのミスがでて勿体ない失点、先制して5分くらいでの失点だったためもう少し慎重になったほうがよかったかなと。

27分にはまたディニュとベルナルジのパス交換からディニュが抜け出しシュート惜しくも外れたがディニュらしさの攻撃がみられた。ユナイテッドとしてはこのシーンはとても危なくぽっかりと空いたスペースができ使われてしまった。

32分ユナイテッド逆転。フレッジの縦パスからラッシュフォードに入り左サイドのブルーノフェルナンデスへ、中に入ったラッシュフォードにブルーノフェルナンデスがクロスを送りそのままゴール。ブルーノフェルナンデスが2得点目。エバートンとしては縦パスがラッシュフォードにわたった時に完全にフリーな状態で前を向かせていまったのがいけなかった点、最終ラインと中盤の間にラッシュフォードがいて誰がマークすべきかわからない状況だったがアランやドゥクレが確認していれば失点が防げたのかと思う。また後方からのキーンやホルゲイトなどが指示を出していれば変わっていたと思う。

前半はこのまま終了。お互い守備のライン、マークミスが目立った印象。しかしユナイテッドとしては攻撃面ではよくパスも回せていて相手に攻撃をさせずに良かった印象。エバートンとして攻撃の手数が少なく左サイドでの攻撃やロングボールでのキャルバート・ルーウィンをターゲットマンとして攻撃するなどあまりアイデアがない状態。エバートンのキーマンであるハメスも守備に回る時間が多くあまり攻撃に参加できなかった。

後半はユナイテッドが守備に回りエバートンがボールを保持して攻撃を展開、前半とは逆の展開。

エバートンの攻撃はやはりキャルバート・ルーウィン。ボールを集めゴールを狙う。また後半はコールマンの突破が目立ったり、後方からのビルドアップ特にキーンが自由に持てる時間増え、正確なフィードをおくるなど攻撃の幅は前半に比べれば多く見られたが最後のフィニッシュがうまくいかず、ドゥクレ、ハメス、コールマンなどが仕掛けてシュートを打つも効果的なシュートは見られなった。

そして90分ロスタイムにブルーノフェルナンデスからのカウンターでボールを運び途中出場のカバーニが追加点でゲーム終了。

ゲームとしては後半の攻撃スタイルがエバートンは続けていけたら内容が変わっていたと思うが、やはりストライカー、得点が取れる選手不足、リィシャルリソンが欠場ということもありやや攻撃力下がった時の対応、戦術などが課題に挙げられる。ハメスも攻撃でのターゲットがキャルバート・ルーウィンしかなくパスのチャンスメイクもそれほど多くなかった。ドゥクレやシグルズソンなどはパス、守備には定評があるがボックス内の怖さが今一つ。SBの攻撃力は申し分ないと思うので、ここの得点力(中盤)があがれば今後の上位争いも期待できそうだ。

ユナイテッドとしては前半はボールも持てて得点も2得点決め失点があったが徐々に修正できた感じ。後半は守備が長かったがチーム全体としてプレスも早く特にフレッジとマクトミネイの守備意識が素晴らしくことごとく止めていた印象。前半とは見違えるくらいのポジショニングとカバーリングでエバートンに決定的な仕事はさせなかった。またカバーニも移籍後初得点をあげ今後の活躍を期待したい。

今回の注目ポイント

今回は1点目のシーンのマタの動きに注目したい。

こういう引いた相手にはマタの動きが貴重でありマークをずらす動きで相手のミスを誘うことができ、またいろいろなポジションに顔を出すことができるため、今のユナイテッドでは欠かせない選手になりつつある。

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