試合戦術解説

ラリーガ第18節グラナダ対バルセロナ

ラリーガ第18節グラナダ対バルセロナの一戦、0-4でバルセロナが圧勝を飾った試合。メッシ、グリーズマンが二得点ずつ奪い、リーグ3連勝。ようやくチームの調子や個々のプレーなどが上がっていき、また新たな強いバルセロナが垣間見えた試合となった。グラナダとしてはゲームの入りはよかったが先制点を奪われてしまってからは、なすすべなくバルセロナに圧倒されてしまった。

スタッツ

グラナダ0-4バルセロナ
シュート13
枠内シュート
27%支配率73%
301パス811
79%パス成功率91%
16ファウル数
イエローカード
レッドカード
オフサイド
コーナーキック

スタッツをみると、シュートはそこまで変わりはないがパスが倍以上変わっている。グラナダはバルセロナのボール回し、保持に対応するためにはファウルという結果で止めていることがわかる。バルセロナはファウル数が一番少ないチームだが、明らかにグラナダのファウル数が多いいことがわかる。そのことよりいかにバルセロナが相手を支配してボールを保持し得点を決めるというシュート数だけではわからない内容だった。最終的には、グラナダはレッドカードで一人少なくなってしまい試合が終わってしまったが、全体を通してバルセロナが試合を支配した。

フォーメーショ

フォーメーションは、グラナダが4-2-3-1-、バルセロナは4-3-3でスタート。

前半

ホームグラナダは積極的に前からプレスをかけ、試合開始は展開していく。

前半2分 デヨングのバックパスからブエルタスがカットしシュートを放つが惜しくもテアシュテーゲンに阻まれ、コーナーキックに。

このシーンはテアシュテーゲンのパスから始まる。

グラナダとしては幸先よくシュートを放ち、シュートも枠内に飛ばすことができた。

その後開始10分まではバルセロナはボールを回すがグラナダのプレスとコンパクトなポジショニングからパスミスが目立ち、グラナダがボールを保持することが多い時間帯。

バルセロナもプレスをかけ、コンパクトに守るが、フルキエやプエルタスなどの突破などからはがされてしまい守備に回ることが多かった。

10分以降はバルセロナが徐々にボールを保持していく。

11分グラナダのサンチェスからの横パスが流れブスケツにわたり、走りこんだペドリにパス、受けたペドリがドリブルでペナルティーエリア内に侵入してシュートを放つが防がれてしまうが。こちらもパスミスからの攻守の切り替えが早くシュートまで行けたシーン。

12分先制点をバルセロナがあげる、ペドリのシュートでコーナーキックを得たバルセロナがショートコーナでパスを回し、メッシがキープしブスケツに、受けたブスケツがダイレクトで縦パスを送るがソルダードにあたってしまうが、そのボールがグリーズマンにわたりそのまま反転してシュート。ソルダードに当たってしまい不運な形で先制点を許してしまったグラナダ。

16分ブスケツのカットからメッシに送り、ドリブルを行うメッシに対してグラナダ守備陣は三枚よせにいく。メッシが中からサイドドリブルし引き付けた後サイドのグリーズマンに渡し、グリーズマンが中にパス。フリーのデヨングが反対のデンベレい送り、デンべレがシュートを放つが、枠に外れる。やはりメッシがボールをもって前を向くことができると相手は1枚では対応できないため、バルセロナは数的優位が作れ、攻撃に転じやすくなる。

少しずつグラナダの守備陣に集中力の低下とマークにミスが目立つ。

23分プエルタスのポストプレーからソルダードが裏に走り込みパスを受けシュートを放つが、角度のないところからのシュートのため枠に外れる。

グラナダも20分以降もコンパクトに縦に早い攻撃を見せるがバルセロナも対応して前を向けないシーンが増えた。

29分ドゥアルテのパスカットからエレーラにわたり降りてきたソルダードにつなぐ、走りこんだプエルタスにパスを送りキーパーと一対一になるがオフサイド判定。バルセロナとしては相手陣内でカットされてからのカウンターでDFラインと中盤の距離間が長くうまく使われてしまった。グラナダとしては狙い通りの攻撃だったが惜しくもオフサイド。

バルセロナはこの時間帯は、パスを右に左にと幅を使いながら回していき相手のマークのずれやスペースを見つけていくパス回しをしている。

35分グリーズマンの自陣からのドリブルからペナルティーエリア手前で中にいるメッシに送り、受けたメッシのシュートがゴールネットを揺らし2点目。グラナダとしてはグリーズマンの対応で守備がズルズル下がってしまい、ペナルティーエリア近くまで運ばせてしまい、また守備陣の戻りも遅くましてはメッシのマークを外してしまう一番バルセロナ相手にしてはいけないシーン。

39分デヨングの縦パスをバイタルで受けたデンベレが右サイドのデストへわたし折り返す。デンべレが受けダイレクトで打つがクロスバーの上に外れる。グラナダは、守備陣の距離感も長くなってしまい、またスライドも遅く、守備陣の怠慢が目立つ。

41分メッシのスルーパスからスペースに走りこんだデンベレに受け中に切り込んだ先にペドリがペナルティーエリアの外で倒されフリーキックを獲得。キッカーのメッシがグラウンダーでゴールネットを揺らし2点目をあげる。

前半はここで終了。

前半感想

まさかの0-3での折り返し、グラナダも開始の10分間は悪くなかったくコンパクトな守備、縦に早い攻撃でシュートまで行けていたが次第にペースを握られ守備に回ることが多くなった。1失点してしまってからマークのずれスライドの遅さからバイタルでフリーで持たれることが多く危ない場面を多く作られてしまい、集中力の低下がみられ、後半の改善が守備陣は必要不可欠。攻撃陣は、ソルダードやプエルタスを中心に攻めるがバルセロナの守備に孤立してしまいミスが目立ち、攻撃が展開できない状態が続いた。

バルセロナは、開始の入りはビルバオ戦同様に悪く、失点はなったものの危ないシーンを作り出されていた。徐々にパスが回り、流動的にポジショニングを変え相手にマークを絞らせない戦い方を展開。前回のビルバオ戦よりかは、SBの上りは少なかったが、メッシを含めた前線と中盤でのパスワークで相手を崩し一気に3点のリードで折り返した、

後半

グラナダは後半開始とともにモントーロ、ソルダード、ネバに変わり、ミラ、スアレス、バジェホが入る。

3点ビハインドを負ったグラナダだが前からいかずリトリート気味に守る。

後半もバルセロナペースで進み、ボールを保持する。

時折ミージャや交代で入ったバジェホ、スアレスがチャンスを作るが得点には結びつかない。

63分ブスケツのサイドチェンジからサイドに開いたデンベレに繋ぎスペースに走りこんだグリーズマンに渡しトラップし右足でシュートを放ち、ネットを揺らす。ここでもスライドの遅さとマークミスがありフルキエがグリーズマンを指さしマークを促していたがミージャがマークにつけずゴールネットを揺らされた。

メッシも4点目が決まったことにより交代。

73分デンベレ、ペドリが下がり、プッチ、トリンコンが投入。

その後バジェホが78分退場になってしまい、万事休す。

バルセロナはボールを回し試合を支配して、完封で勝利。

後半感想

グラナダとしては交代策もうまくいかず、点数差が開いてしまった状態での4失点目とレッドカードにより終了。決定的なチャンスも作れず、守備ラインもバラバラではバルセロナ相手では難しい。過密日程で選手層の薄いグラナダは今後どういうサッカーを見せてくれるのかが楽しみではあるが、やはり強豪相手には難しい試合運びとなってしまった。

バルセロナは3点リードということで余裕があり、後半はペースを落としての試合運びとなったが、追加点も奪うことができ文句なしのでき。守備陣も急造だったが無失点に抑え、攻撃面でも、メッシ、グリーズマンの2得点と前線の好調さもうかがえる出来。クーマンもようやくバルセロナとしてのスタイルを確立できそうな采配となり3連勝を飾った。

次節、バルセロナはエルチェ

   グラナダはオサスナとの一戦。

Granada CF v FC Barcelona - La Liga Santander : ニュース写真
Embed from Getty Images

こんな記事もおすすめ