試合戦術解説

プレミアリーグ第9節ニューカッスル対チェルシー

ニューカッスル対チェルシーの一戦。結果は0-2のチェルシー勝利。

代表ウイーク明けの一戦。お互い多くの代表選手を抱えているチーム同士どういう形で試合に入っていったのか、選手に疲労がたまっている分監督の手腕が問われる一戦。

では試合を振り返っていきましょう。

フォーメーション

ホームニューカッスルは5-4-1対するチェルシーは4-3-3の布陣。

わかりやすいことにニューカッスルは守備的にチェルシーは攻撃的にとフォーメーションからみてとれる。

ニューカッスルとしてはチームトップスコアラーのカラムウィルソンが不在ということもあって得点力にやや不安が残る。代表から戻ってきたアルミロンやヘンドリックスなどの主力もベンチスタートとなった。対するチェルシーはリーグ初先発のランパード監督とも不仲と噂されたリュディガーが出場、また好調の新戦力ジィエフも入り個人技よりもパス主体で攻めていこうというのが見られる。またセットプレーでの得点力やクロスでの得点を目指すためアスピリクエタではなく攻撃力のあるジェイムズ、裏への飛び出しが期待できるマウント、アンカーにはジョルジーニョではなくカンテを起用。

チェルシーは試合開始からボールを保持してパスを回しゴールを目指す。対するニューカッスルはジョエリントン以外は守備にまわり相手のミスを待ちカウンターを狙う。

最初の決定機はチェルシー、ジィエフのパスが相手にカットされるがチルウェルがカット、カットしたボールがカンテにわたりヴェルナーに縦パス。うけたヴェルナーがペナルティーに侵入しシュートするも、ダーロウに片手一本ではじかれゴールとはいかなかった。ヴェルナーは直近の7試合で7ゴール2アシストと9ゴールに絡んでいて好調の良さが見て取れる。

チェルシーは攻撃時は2-3-5のようにマウント、コバチッチが最前線に上がりサイドバックがウイングのポジションに上がるなど超攻撃的な布陣、ニューカッスルは自陣に全員入り守るという展開。

しかし早くも10分にスコアが動く。ショートコーナからリターンをもらったマウントがグラウンダーのクロス、フェルナンデスがクリアしきれずオウンゴールとなり幸先のいい展開になったチェルシー。またもコーナキックからのながれでゴールを決めた。 (チェルシーはコーナーから5得点、セットプレーからは9得点いずれも8節終了時でのトップの記録)

ニューカッスルは早くも失点してしまいプランが崩れてしまった。

しかしニューカッスルは戦術を変えずに前半は守りに入る。

チェルシーとしては変わらず追加点を狙う。

ニューカッスルも徐々に攻撃できるようになりサンマクシマンを中心に仕掛けるがリュディガー、ズマ、カンテを中心に安定した守備を披露するチェルシー、ニューカッスルとしてはなかなか崩せずにいる。

前半30分またもチェルシーに決定機。

コバチッチのカットからマウントにわたり素早く縦パスを送りエウブラハムが受け、ワンタッチで落としヴェルナーがキーパーと一対一の場面になったが枠に外れた。

このシーンも相手陣地でのチェルシーのパスミスから相手にわたるが素早い守備で取り返しカウンターで決定機を迎え攻撃から守備への切り替えが早く前半4分にもあった形と同じ形で訓練されているなと感じる場面、そこからシュートで終われることが素晴らしい一連のカウンター。

そこからチェルシーがボールを支配して前半終了。

前半感想

前半としてはチェルシーは早い時間帯での得点が生まれたのでニューカッスルの守備に焦りを覚えることはなくなったが、たびたびのパスミスと二つの決定機のミスはあまり良くない印象だが、パスミスした後の攻守の切り替えやニューカッスルに決定機を作らせないDF人など守備に関しては安定してたが前半のうちに追加点をあげていれば理想的だった展開。

ニューカッスルとしてはやはり攻め込まれる時間が長く耐える時間が長かったが一失点と最低限の仕事ができたかなと、後半は選手交代も含めどこでブルース監督が攻撃のスイッチを入れるかかカギになる。

後半

後半はラスセルズに変わりシェアが入る。

ニューカッスルは後半対上がりから守備時は5-4-1と変わらないが攻撃時はサイドバックが上がり3-4-3のような形をとり攻撃の姿勢を見せるニューカッスル。

ニューカッスルに決定機が訪れたのは58分。

ロングスタッフの縦パスからジョエリントンが落としヘイデンにわたるがDFと交錯しリュディガークリアするがボールがヘイデンにわたりキーパーと一対一になるがシュートが大きく外れ同点とはならず。後半になって押し込めている時間増えていたニューカッスルとしてはここは決めときたかった場面。

60分にもサイドからサンマクシマンがドリブルでボールを運び中のジョエリントンへわたす。トラップで前を向いたジョエリントンがシュートを放つがバーの上に外れるがまたもチャンスを作る。

ですがチェルシーが追加点をあげる。

64分チェルシーが自陣内でカットしカウンター。ヴェルナーがハーフライン手前からから持ち運び2人をスピードで置き去りにしエイブラハムラストパス、冷静に流し込み追加点。

ニューカッスルとしては前がかりになっていたため後方のスペースが空きそのスペースを使われてしまった。ニューカッスルとしてはヴェルナーには最初に止められなければファール覚悟で止めなければいけないようなシーンだとは思うがそれ以上にヴェルナーのスピードが上回ったのかなという印象だがスペースがあるとやはり怖い存在だなと認識されるようなシーンとなった。

ニューカッスルは65分マンキージョに変わりアルミロンが入り後がないニューカッスルは攻勢に出る。

72分ショートコーナから後方のロングスタッフにわたりミドルシュートを放つが惜しくもクロスバーに当たり得点とはならず。

また交代のアルミロンを中心に前からプレスをかけていく。

74分サンマクシマンに変わりキャロルを投入。

76分ヴェルナーに代わりオドイがはいる。

82分にはチルウェルに変わりエメルソンが入る。

ニューカッスルは徐々にパワープレーに入りキャロルめがけてクロスをあげるがズマ、リュディガー中心に跳ね返していく。

87分にはジィエフに変わりジルーが入る。

そのままニューカッスルは攻めきれず、チェルシーは守り抜き終了のホイッスル。

感想

チェルシーとしては前半の得点により楽に試合が運べていたが再三の決定機を逃してしまいましたが、流石リーグトップの得点力とでも言いましょうか、結果的に複数得点での勝利。新戦力も徐々に機能し始めていき既存の選手とのコンビネーションもまだ完璧ではありませんが今回はジィエフ、チルウェル、ヴェルナーなどの新戦力が素晴らしい攻撃を見せてもらい今後ハフェルツやプリシッチ、チアゴシウバなどが帰ってくるといろいろなオプションが作れランパード監督としてはうれしい悩みの種となりそうなチェルシー。また守備陣も安定した戦いをみせまたもやクリーンシート。昨シーズンはズマ、リュディガーは何かしでかす印象でしたがこの試合では安定して戦いぶりで初先発のリュディガーも問題なくプレーしていたのでまた一つDFもオプションが増えて段々とチームが成熟しているような感じがみれる。ですがここから過密日程が続く中どういう戦いを見せてくれるのかが楽しみなチームであり、優勝争いも現実的に狙えるようなチームになってきていると感じる。

ニューカッスルとしては前半失点してしまったがよく耐えていた印象。やはりGKのダーロウがとても良い選手だと感じるが今のチェルシー相手に失点を防ぐのはどのチームでも難しく感じると思うがニューカッスルはよく守っていた印象。後半になると攻める意識が強くなり後ろの空いたスペースを使われ失点。決定機も作れてはいたがやはり昨年からあまり得点が取れてないジョエリントンのワントップは限界があると感じるとともに普段のシステム、カラムウィルソンとサンマクシマンの2トップが使えないことも影響したかなと。代わりにでたキャロルも得点の匂いが全くしないことも考えるとこの二人の成長、得点力の向上がカギになる予感はする。

今節のgood選手

やはりチェルシーに新たな戦術をもたらしたジィエフ選手の解説

このようにジィエフが入ることによりプレーの幅が広がり引いた相手に対してはとても有効な選手だと感じるとともに強豪相手にどれくらい今のチェルシーのシステムで通用するのか気になるところだが今のチェルシーに新たな攻撃システムが入ったことは確かなことだ。

Embed from Getty Images

Newcastle United v Chelsea - Premier League : ニュース写真
こんな記事もおすすめ