試合戦術解説

プレミアリーグ第13節シェフィールドユナイテッド対マンチェスターユナイテッド

プレミアリーグ第13節シェフィールドユナイテッド対マンチェスターユナイテッド、2-3でマンチェスターユナイテッド勝利の一戦を解説。

フォーメーション

シェフィールドユナイテッドは3-5-2、守備時は5-3-2、マンチェスターユナイテッドは4-2-3-1のフォーメーション。

前半

シェフィールドユナイテッドは開始からプレスをかけ積極的に奪いに行く。対するマンチェスターユナイテッドは前からのプレスに対処できずに相手にボールを握られる展開。

早くもスコアが動く。

5分マンチェスターユナイテッドの後方のパス回しからキーパーのヘンダーソンがプレスに来たバークにカットされこぼれ球をマクゴールドリックが押し込み、シェフィールドユナイテッドが先制点をあげる。

ヘンダーソンとしては判断ミスからの失点という先発の機会を無駄にしてしまうようなプレーとなった。

17分にもシェフィールドユナイテッドが決定機を迎える。バジャムのターンから走り出したバークにわたり中にクロス、フリーで待っていたフレックがトラップしてシュートを放つが枠の外に外れるがマンチェスターユナイテッドにとっては追加点を決められてしまうような危ない場面。

しかし今回のマンチェスターユナイテッドは狙いが明確にあった。それはDFラインの裏のスペース

オフサイドにはなったがキーパーとの一対一を作り出し完璧に抜け出したシーン。

26分マンチェスターユナイテッドが追いつく。リンデロフのロングパスからDFラインの裏のスペースに抜け出したラッシュフォードが完璧なトラップからシュートを放ち同点。リンデロフの素晴らしいボールからラッシュフォードトラップからシュート、パス一本でゴールを決める一番効率のいいゴール。シェフィールドユナイテッドとしてはDFは揃っているが誰がマークにつくのか明確になっていないため、簡単に裏を取られてしまった。

30分にも中央で受けたブルーノフェルナンデスが走りこんでいたマルシャルに浮き球のパスをDFの裏に送りるが惜しくもトラップが長くなり、シュートは打てなかったが、またもやシェフィールドユナイテッドは裏を取られた。

33分にマンチェスターユナイテッドが追加点。ブルーノフェルナンデスのボールを受け取ったポグバがダイレクトでDFラインの背後に出し、走りこんだマルシャルがキーパーをかわしゴールを決めた。

マルシャルはリーグ戦初ゴールを決めた。

徐々にシェフィールドユナイテッドのプレスに慣れてきたマンチェスターユナイテッドが立て続けに二得点。さらに全て裏のスペースを突かれての得点。

シェフィールドユナイテッドもマクゴールドリックを中心に攻め立てるが決定的なチャンスとはいかない。

このまま前半は終了し1-2。先制したシェフィールドユナイテッドにとっては逆転されてしまいビハインドで折り返す。

前半感想

マンチェスターユナイテッドは最初のヘンダーソンのミスから失点をしたがそこから怒涛の攻撃を展開しブルーノフェルナンデスやポグバのパスからチャンスメイクを行い、マルシャル、ラッシュフォードがDFラインの裏をとりゴールを決める。それぞれが持ち場の仕事を果たす素晴らしい展開となり最終的には、逆転で前半を終わることができた。

シェフィールドユナイテッドは最初前線からプレスをかけ、積極的にボールを奪うことができ得点を決めたが、徐々にペースがマンチェスターユナイテッドにわたり、DFラインの裏のスペースを使われるという形が多く見られた。それにより二失点を奪われてしまう。シェフィールドユナイテッドとしては守備時のマークの確認がうまくできておらず選手を離してしまうことが多かった。攻撃面では時折ゴールまで向かうシーンがあり、マクゴールドリックを中心に攻めるが時間を追うごとに対応されてしまった。

後半

後半はやはりマンチェスターユナイテッドペース。

50分にはマンチェスターユナイテッドが追加点を決める。ポグバが自陣で相手を二人かわしブルーノ、グリーンウッド、ラッシュフォードとつなぎ中央に動きなおしたブルーノが受け取り、前線に走り出しているマルシャルにスルーパス、マルシャルがワンタッチでラッシュフォードにわたしダイレクトシュートが見事決まり三点目をあげた。

やはりカウンターからの得点が得意の形であるマンチェスターユナイテッドがスピード感のある動きと前線の選手が全員かかわるパスワークで相手を崩したきれいな得点シーン。

ここからマンチェスターユナイテッドはボールを後方で回したり、相手にボールを持たせカウンターを狙う。

対するシェフィールドユナイテッドはボールを保持することはできるがシュートまではなかなか行けない。

両チームシュートは打つが決定的なチャンスは生まれずに時間が経過していく。

87分シェフィールドユナイテッドがゴールを決める。コーナーキックからマクゴールドリックが決め一点差。マンチェスターユナイテッドとしては弱点であるセットプレーからの失点を喫してしまった。

マクゴールドリックはこの試合二点目を決めた。

ここからシェフィールドユナイテッドが攻め立てるがマンチェスターユナイテッドがなんとか守り切り2-3でマンチェスターユナイテッドが勝利を飾った。これでマンチェスターユナイテッドはアウェーゲーム10連勝と好調をキープ。シェフィールドユナイテッドは未だに勝ち星がない苦しいシーズンとなっている。

試合感想

シェフィールドユナイテッドは試合序盤はいい試合の入り方をし先制点を獲得できたが試合が進むにつれ主導権を握られてしまい失点。特にDFラインの裏スペースの対応が不十分すぎてマンチェスターユナイテッドに好き放題させていまった印象。前線はマクゴールドリックが二得点と奮闘したがやはり3失点もしてしまうと今のシェフィールドユナイテッドにとっては厳しい状況。まずはDFの裏ケアとマークの確認は直すべき点である。シェフィールドユナイテッドは苦しい展開ではあるものの攻撃は悪くないため今後の改善に期待がかかる。

マンチェスターユナイテッドは最初から裏のスペースを使うという狙いがあり、とてもうまく試合運びができた印象。そのための中盤のマテイッチ、ポグバという人選だったのかと思う。また一人一人のポジションごとの役割を遂行できたと感じるが一人だけあげるとすればグリーンウッドが気になる。ある程度はボールを触れる機会はあったが仕掛けていく姿勢が今回は少なく、またシュートを放つこともあまりなくゲームには入れていなかった印象を受けるがそれ以外は攻撃陣は素晴らしい働き。守備陣はヘンダーソンはじめ勿体ないミスはあったがやはりセットプレーでの失点の多さ、そこを改善できればもう少し楽な試合運びができてくると思う。

今回のシーン

次節、シェフィールドユナイテッドはブライトン            マンチェスターユナイテッドはリーズとの一戦。

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