試合戦術解説

プレミアリーグ第27節シェフィールドユナイテッド対サウサンプトン 

プレミアリーグ第27節シェフィールドユナイテッド対サウサンプトン0-2でサウサンプトン勝利で飾った試合を戦術、マッチレビュー解説。

0-2でサウサンプトンがリーグ戦10試合ぶりの勝利と5戦ぶりの複数得点を飾り、14位のまま変わらないが降格圏と10ポイント離すことに成功した。南野拓実は先発出場後半43分までプレー。対するシェフィールドユナイテッドは連勝とはならず勝ち点14で未だに最下位脱出とはならなかった

スタッツ

シェフィールドユナイテッド0-2サウサンプトン
シュート15
枠内シュート
51%支配率49%
393パス390
69%パス成功率75%
17ファウル11
イエローカード
オフサイド
コーナーキック

フォーメーション

シェフィールドユナイテッド対サウサンプトンのフォーメーション

ホームシェフィールドユナイテッドは、前節とは1人変更でレッドカードをもらい出場停止のジャギエルカと変更でボーグルが入った。

アウェーサウサンプトンは、前節と4人変更しテラ、南野拓実、ウォーカー=ピータース、ディアッロが入った。

オフザボールが光った南野拓実

サウサンプトン加入から5試合目ようやく南野拓実の貢献が得点以外でも見られた。5試合2得点と最高のスタートを切った南野拓実だが、得点以外の働きぶりは正直なとこ貢献しずらい部分が多かった。しかし今節は、得点こそならなかったが、攻守にわたり顔をだし持ち味の、スプリント力やポジショニングからチャンスを生み出したり、段々とDF陣からの縦パスなど相手に多少囲まれていてもボールを出してもらえるシーンが増えていった。

例えばこのシーン

サウサンプトン南野拓実のオフザボールの動き。
サウサンプトン南野拓実のオフザボールの動き出しの説明。

こうした細かな動きではあるが南野拓実自身もサウサンプトンの選手の特徴を理解したプレーを随所に今節は見せてくれてた。直接的にはチームに貢献していないが目に見えないプレーの向上も光った。

狙われた左サイド

シェフィールドユナイテッドは攻撃に対して明確な戦術があった。それは左サイドを攻める。サウサンプトンの左サイドは、SBウォーカー=ピータース、ベドナレクが布陣している。ウォーカー=ピータースは、突破力に優れたプレイヤー、またベドナレクは、反対のヴェスターゴーアにくらべる守備、攻撃とも見劣りする。シェフィールドユナイテッドは、相手の左サイドSBとCBの間のスペースを使ったり、ウォーカー=ピータースが上がったスペースをカウンター時に使うなどして攻撃を展開。攻撃時は、マクゴールドリックやスティーブンスが積極的に前線に駆け上がりまた、3人目の動きとしてフレックやブライアンも攻撃に参加し幾度となく突破していった。守備ではヴェスターゴーアは、ビルドアップに優れているため、縦へのコースを徹底的に切っていき、左サイドのパスコースをあえて空けベドナレクは、足元やビルドアップには、やや不安定なところが見られるためシェフィールドユナイテッドとしては、明確な攻め方があった。

しかしサウサンプトンもウォードプラウズのカバーリングや後方からの組み立てをDFラインにポジションをとりながらサポートしてなんとか抑えた。やはり前節での負傷によりロメウが出場できないことにより、ウォードプラウズの負担が多くなった印象。

DAZN

脅威となった新生

この試合良い意味で素晴らしい発見が見られた。その名もネイサン・テラ。ここまで先発は、1試合途中出場でも7試合とあまり試合に絡めなかったテラだがこの試合では輝きを放った。

2トップの一角に入ったテラだがシェフィールドユナイテッドのDF陣に対して常に混乱を引き起こした。前からのプレッシングからドリブル突破、さらに特徴であるスピードを活かしボックス内に侵入し、再三チャンスを演出した。サウサンプトンの先制点はPKだがこれもテラのスピードを活かした突破からアンパトゥがスライディングで倒してしまいPK獲得。貴重な先制点を生みだしたテラ。

この試合のプレーは、監督であるハーゼンヒュットル監督も絶賛。「このエネルギッシュな若い男は、私たちのアカデミーにある宝石の1つであり、私は彼をプッシュするのが好きです。彼は今日、ストライカーとして相手DF陣は、守備をするのはそれほど簡単ではないことを示したと思います」とコメント。イングスが負傷交代によりまたしても前線の攻撃の枚数が減ってしまい貴重な得点源がいなくなることは厳しい状況だがテラの覚醒によりイングスの代わりになれるポテンシャルを持っていることは、間違いない。残留に向けて注目すべきポイントになっていくだろう。

まとめ

サウサンプトンとしては、ようやくの複数得点となりここからの巻き返しを期待したいところだが、またしても負傷者が出てしまい不安材料があるが、若手の台頭とアダムスのコンディション次第では、十分イングスの変わりは務まる印象を受けた。南野拓実もようやくフィットしてきて今後のプレーにも期待がかかる。

シェフィールドユナイテッドは、序盤は、プレッシングからの攻撃が見事にはまって攻めることはできるが、シュートまではいけずあまりフォースターを困らせるシーンがなく終わってしまった。やはり得点力不足が露呈りているがそこに至るまでの枠内シュートをもっと増やす必要性があると感じた。

次節サウサンプトンは、首位マンチェスターシティとシェフィールドユナイテッドは、レスターシティと対戦する

Sheffield United v Southampton - Premier League : ニュース写真
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